記事の紹介
この記事ではPython3で使われてる数値に対して扱います。
整数の範囲
Pythonには、整数(5や1,000,000,000などの小数点以下がない数値)と浮動小数点数 (3.14159, 14.99, 1.86e4など)のサポートが組み込まれています。算術演算子(四則演算)を使えば、数字の間で計算をすることができます。
整数
Pythonの数字の並びは、リテラルの整数とみなされます。
ただのゼロ(0)も使えます。
しかし、ほかの数字の前にゼロをおいてはなりません 。
これは、初めて見るPythonの例外(プログラムエラー)です。これに対しては後で説明します。
数字の並びは、正の整数を指定します。数字の前に+をついかしても、変わりはありません。
負の整数を指定するには、数字の前に- 記号を挿入します。
前ページでまとめた演算子を使えば、電卓を使うときとまったく同じようにして、Pythonでも通常の算術計算をすることができます。
除算は、ふたつのバージョンがあるので少し面白くなります。
- /は、浮動小数点(10進)除算を行う。
- //は、整数(切り捨て)除算する 。
整数を整数で割るときでも、/を使うと、結果は浮動小数点で返されます。
切り捨ての整数除算は整数の結果をえして、小数点以下は切り捨てます。
どちらの除算でも、ゼロで割ろうとすると、Python例外がおきます。
型の変換
Pythonの整数以外のデータ型を整数に変換するには、int()関数を使います。この関数は、整数部だけを残し、小数部を切り捨てます。Pythonでもっとも単純なデータ型はブール値で、値はTrue(真)とFalse(偽)しかありません。整数に変換すると、これらはそれぞれ1と0になります。
浮動小数点を整数に変換すると、小数点以下の部分が単純に切り捨てられる。
最後に、数字と+, – 符号だけで作られた文字列(文字列についてはすぐ後で詳しく取り上げる)を変換する例を見てみましょう。
しかし、数字ではないものを変換しようとすると、例外が起きます。
浮動小数点
整数は小数点以下がない数値だが、浮動小数点数(Pythonではfloatと呼ばれる)は、小数点以下を持ちます。
上記の型変換時にint()関数で数字を整数に変えたよう、今回はfloat()を使って数字を浮動小数点に変えてみましょう。
整数をfloatに変換すると、小数点が現れます。
入門Python3 -Pyの成分
- Pyの成分-(1)-変数、名前、オブジェクト
- Pyの成分-(2)-数値
- Pyの成分-(3)-文字列