記事の紹介
この記事ではWebアプリケーションの仕組みに対して扱います。
Webアプリケーション
前の記事まではWebの仕組みに対して説明しました。今回の記事は「Webアプリケーション」に対して説明して見ようと思います。「Webアプリケーション」とは、アプリケーションをWebサーバで公開し、ブラウザで実行できるようにするもの(Youtube, Twitter, Facebook, Skype, Gmailなど)です。それには、これまでのWebの仕組みを利用する必要があります。
Webアプリケーションが動作した結果、表示される画面を、皆さんが良く見てる「Webページ」と呼びます。ようすると、皆さんがよく見てるWebページというものは、Webサーバ上に配置されたWebアプリケーションの実行結果がHTMLとして作成され、ブラウザにレスポンスされ実現された物です。
一般のアプリケーションはインストールしないと見れないのとは違い、Webアプリケーションはブラウザと通信環境さえあればWebアプリケーションを利用できます。
サーバサイドプログラム
サーバサイドプログラムは、ブラウザのリクエストによってサーバ上で動作し、その実行結果をHTMLでレスポンスする、Webアプリケーションの中核となってます。
ユーザーは、ブラウザを使用して、サーバサイドプログラムの実行と結果表示を繰り返すことで、Webアプリケーションを利用してます。このブログでは、サーバサイドプログラムの実現するために「サーブレット」と「JSP」という技術を使いたいと思います。
サーブレットとJSPによるWebアプリケーション開発
サーブレットとは、Javaを用いてサーバサイドプログラムを実現する技術で、「サーブレットクラス」という、ブラウザから実行できる特別なクラスを使用して、サーバサイドプログラムを実現できます。
JSPとは、サーブレットと似てますが、Javaを用いてサーバサイドプログラムを実現する技術ですが、サーブレッドクラスではなく「JSPファイル」というプログラムを使用します。このように作成するプログラムの種類は異なりますが、どちらも実現できることは同じです。なぜなら、JSPファイルは、実行の際にはサーブレットクラスに変換されるからです。
アプリケーションサバ―とは
通常のWebサーバはHTTPを使ったブラウザと通信する機能は持ってますが、プログラムを実行する機能は持っていません。Webアプリケーションを動作させるには、「(Web)アプリケーションサーバ」というサーバが必要です。こちら「(Web)アプリケーションサーバ」はWebサーバの機能に加え、プログラムを実行する機能を持っています。
特にサーブレットのクラスの実行環境をサーブレットコンテナと言い、JavaでWebアプリケーションを開発するには、サーブレットコンテナを持つアプリケーションサーバが必要です。
これからこのブログでは、アプリケーションサーバ=Webサーバの機能とサーバレットクラスを実行する機能を持つサーバ(サーブレットコンテナ)を指します。コンピュータにアプリケーションサーバソフトウェアをインストールして実行すれば、そのコンピュータをアプリケーションサーバとして使用する事ができます。
入門JSP-Webの仕組み
・Webの仕組み-(1)-Webページを公開するに当たって
・Webの仕組み-(2)-Webを支える通信の仕組み
・Webの仕組み-(3)-Webアプリケーションの仕組み
・Webの仕組み-(4)-開発の準備
・Webの仕組み-(5)- 開発環境を体験する